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西村 太一(当人の友人)

西村 太一(当人の友人)

皆さんにも自分にとってかけがえのない、大切な人間はいると思います。 家族でも、友人でも、恋人でも。

そんな家族や友人が病に侵され苦しんでいるなら力になりたい。そうは思わないでしょうか?

僕にとってそんな心の底から助けたい、力になりたいと思う人間がこの度、ALSの病に侵されてしまった拓です。

現在拓は重く、残酷な病気に苦しんでいます。 ですが本人は歩くのもままならない、物を持つことすらままならないのに弱音を吐くこともせず、毎日家族のためと気を張って朝早くから夜遅くまで仕事に励み、笑顔を絶やさず頑張っています。

拓とは小学校からの付き合いで、もう30年近く一緒に居ます。 心を許せるもの同士だからこそ話せることもあり、拓と二人で話をしているとき彼は「一人になったときにふと考えてしまうことがあり、そんな時はどうしようもなく苦しくなる、なんでおれが?って思う。」と話してくれました。

普段は気を使い、誰に対しても優しくそして笑顔を絶やさない拓。

ですがやっぱりALSとの闘いは相当苦しいんだなというのを強く感じました。 当然ですよね、調べているだけでも胸が張り裂けるほどの苦痛を感じる病気です。

だからこそ僕はこの病と闘う術があるならどんなことをしても協力し、この病に打ち勝ってほしい。そう思いました。 ですが、無力かな。僕たち周りだけの力ではどうしようもないこともあり、そのひとつが治療や通院に必要な莫大な資金でした。

「そんなもの国から補助してもらえばいい。」そんな風に思われる方もおられるかもしれません。 ですが、国からの補助金などは一定のレベルの進行が経過しないと降りないのだそうです。

なんと理不尽な話か。自分の力では動けない、しゃべれない、起きることすらできない。 そういった患者を対象に補助金は降りるのだそうです。

拓はギリギリまだ自分の力で歩け、動くことができます。

ですが、今進行を止めなければALSという病気には恐ろしい結末が待っています。 そのため、僕たちも、そして本人の拓も最先端の治療を受け何とか最低限今の状態で進行を止めたいと思っています。

ALSという病は"回復"するということは現状では難しいようです。しかし、進行を止めることが出来れば彼の生活、家族の生活をこれ以上苦しめることも少なくなります。

なので、皆様にご協力頂きたくこの社団法人を設立し、ALSという病気のことを知っていただき、拓を救うための寄付をお願いしたく思います。

拓という人間は自分のことよりも周りのことを一番に考える、マンガの世界の主人公のような性格をしたやつです。

僕なんかと友達でいてくれるのがもったいないくらいにいいやつなんです。 僕が嘆いているとき、心をずたずたに傷つけられたとき、支えてくれた一人が拓でした。

次は僕が拓を支えたいのです。皆様、どうか寄付をよろしくお願いいたします。